テレビが映らない!アンテナの寿命が原因?周辺機器も確認すべき?
「テレビがキレイに映らない」
「アンテナの寿命かも?」
と感じたとき、テレビ・アンテナ本体だけでなく周辺機器の原因も考えられます。
寿命や劣化の目安については、それぞれ確認手順がことなるため、ある程度の知識が必要です。
本記事では、テレビ・アンテナ本体、周辺機器の平均寿命やチェック方法についてくわしく解説していきます。
テレビの寿命はどのくらい?
テレビの平均寿命は約10年といわれています。
内閣府の調査では、「カラーテレビの平均使用率は10年」という結果になり、「買い替え理由、約6割が故障」という回答です。
しかし、テレビ画面には液晶や有機ELが使用されており、製品によって使われている部品や構造がことなるため平均寿命もかわってきます。
テレビの使用率や設置環境、メンテナンス状況によっても劣化の進行具合が変化するため、10年というのはあくまで目安と考えるのがいいでしょう。
テレビアンテナの寿命はどのくらい?
テレビアンテナの平均寿命は、10年という調査結果がでています。
テレビアンテナはあまり意識することがないため、過去の設置工事がいつだったか覚えている方はほとんどいないのではないでしょうか。
地デジ放送のはじまりが2003年からとなり、ほとんどの世帯でアナログ放送から地デジ放送へ切り替えた時期は2011年7月ごろとなります。
そのため、地デジ放送への完全切り替えを目安にテレビアンテナの交換をした方は、そろそろ寿命が近づいていると考えるべきです。</ p >
テレビとアンテナの平均寿命は約10年ですが、使用環境によっては10年より長く使用できるケースもおおいです。
点検や修理・部品交換を定期的におこない、より寿命をのばすことを心掛けるといいでしょう。
テレビの寿命目安と確認手順
テレビが寿命をむかえる目安としては、テレビが映らなくなる以外にもさまざまな症状があります。
それぞれ症状にあわせて確認方法をみていきましょう。
テレビの電源が入らなくなる
リモコンの電源ボタンが反応しないときは、テレビ本体の電源スイッチから直接オン・オフを繰り返してみましょう。
症状が変わらなければ故障が考えらえるので、修理や交換を検討する必要があります。
音声がでない、ノイズが発生する
リモコンで音量調節または消音ボタンの操作を試してみましょう。
音声が改善されなければ、テレビのスピーカーまたは本体に不具合が発生していると考えられます。
テレビ画面が暗い、線が入ってしまう
テレビ内部の破損や電気系統の不具合が原因と考えられます。
一時的な症状であれば、電源のオン・オフやコンセントの抜き差しで改善されることもあります。
症状が改善されなければテレビメーカーへの問い合わせや買い替えを検討しましょう。
また、「焦げるような臭いがする、煙が出るような兆候がみられる」と大変危険です。
電気系統がショートしている可能性があるのですぐにテレビの使用をやめてコンセントを抜き、メーカーや家電量販店に問い合わせてください。
アンテナの寿命の目安と確認手順
テレビアンテナはあまり目にする機会が少ないため、寿命の兆候を見逃しがちです。
ほとんどのアンテナは雨風にさらされやすい屋外に設置するため、お住まいの環境によっては劣化が早いこともあります。
テレビアンテナの劣化にみられる代表的な例は、表面の塗装が剥がれることです。
アンテナ表面が劣化すると電波をうまくキャッチできず、テレビがキレイに映らないことも。
テレビアンテナに破損がみられるときは、修理または交換が必要になります。
また、テレビアンテナがぐらついているときは、アンテナ本体を固定する支柱や支線などがサビついていたり、ビスやボルトのゆるみが原因と考えられます。
そのまま放置していると、最悪アンテナ本体が落下する危険性もあるので、早めの設置修理を心掛けましょう。
アンテナは、屋根の上や壁面、ベランダといった高所に設置してある家庭がほとんどかと思います。
テレビアンテナの寿命をチェックするのは危険な作業になりうるので、なるべく専門の業者に依頼することをオススメします。
テレビやアンテナ以外の寿命もみておく
テレビがうまく映らないと感じたら、テレビ・アンテナ本体の寿命だけではなくブースターやアンテナケーブルといった周辺機器の原因が考えられます。
ブースターやケーブルの寿命は、テレビやアンテナと同じく約10年が目安です。
寿命をむかえたまま使い続けると、テレビやアンテナに悪影響を及ぼす可能性があるので、「そろそろ寿命かな」と感じたら早めに交換を検討することをおすすめします。
ここからは、ブースターやケーブルの寿命の目安や確認方法について解説していきます。
ブースターの寿命目安と確認手順
ブースターとは、アンテナが受信する電波量が通常よりも弱くなるときに、電波を増幅するための装置です。
ブースターに異常が発生すると、「テレビがうまく映らない、真っ暗でなにも映らない」ことがあります。
ブースターの寿命目安にみられる症状として、「異常発振」があります。
異常発振とは、ブースターが過剰に作動することでテレビ電波を妨害し、本来テレビに送られるはずの電波を送信されなくなることです。
異常発振の症状がみられるときは、ブースターの寿命だけでなく、ブースターとアンテナの距離が近すぎるときは、ケーブルの混在が原因と考えられるので、簡単な修理ですむこともあります。
ブースターは地デジアンテナ下部に設置することがおおく、屋根や壁面といった高所にあることがほとんどです。
高所での点検作業や修理をおこなうのは危険なので、プロの業者に依頼することをオススメします。
アンテナケーブルの寿命目安とは?
アンテナケーブルの寿命でもっとも多くみられるのが断線です。
アンテナケーブルが完全に断線していれば目視で確認できますが、表面をおおう塩化ビニル内で断線していると判別しにくいことがあります。
テレビの設定メニューでアンテナレベルを確認し、受信していないときは断線の可能性が高いので、アンテナケーブルの交換修理で改善されるかチェックします。
また、アンテナケーブルは年数が経つにつれて性能が落ちることがあります。
ケーブル内部が劣化すると十分な強さの電波を送れなくなり、テレビの映像が乱れるブラックノイズといった症状がでてきます。
アンテナケーブルは比較的安価で危険な作業は少ないので状況にあわせて交換修理が可能です。
交換修理するおきは、念のためテレビや周辺機器の電源プラグは抜いておきましょう。
寿命かな?と思ったら専門業者に依頼しましょう
テレビやアンテナ、周辺機器の平均寿命と劣化の目安などを解説しました。
テレビがうまく映らないと感じたら、原因を的確に探る必要があります。
しかし、部品を1つ1つチェックするにはある程度の知識が必要であり、設置場所によっては危険作業を伴うことも。
無理に修理しようとせず、テレビアンテナ工事の専門業者に依頼するのが無難です。
多くの業者はテレビ周辺のメンテナンスや診断を格安でおこなっています。
また、信頼できる業者であれば、テレビやアンテナの寿命を延ばす提案をしてくれることもあるのでおすすめです。
ストレスフリーでテレビを視聴するためにも最適な手段を選びましょう。
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