アンテナようブースターの接続方法と注意点
テレビの映像や音声の乱れが気になって困る時はありませんか。
家の周りに高いビルが建ってしまって、急にテレビの映りが悪くなることもあります。
そのような場合は、アンテナにブースターを取り付けることで解決するかもしれませんよ。
アンテナへの接続方法や取り付ける際の注意点とブースターとは?といった基礎知識について解説します。
アンテナようブースターの接続方法
テレビの映りを改善する為にブースターを取り付けるにはどのようにすればいいのでしょうか。
屋外用と室内用のブースターの接続方法をそれぞれご紹介します。
また、ブースターを取り付ける際に気を付けるべき注意点についてもご紹介します。
屋外用ブースターの接続方法
屋外用のブースターは電波の受信を高める増幅部とコンセントに繋がる電源部の2つに分かれています。
2つに分かれている分、一体型になっている室内用のブースターよりも接続がやや複雑になっています。
増幅部はアンテナのすぐ真下にあたる支柱部分に取り付け、電源部は室内に取り付けるようになっています。
また、ブースター本体以外にも同軸ケーブルといって、アンテナとブースターを接続するためのケーブルも必要になるので、事前に準備しておくといいでしょう。
ブースター接続方法のながれ
1.増幅部をアンテナ支柱に取り付ける
アンテナから1m以上離れた場所(支柱部分)に増幅部を取り付けます。
この時、増幅部についている防水カバーを開けて接続する端子が見えるようにしておくようにします。
接続するのが地デジなのかBS/CSなのかによって端子がことなっているので、どの種類のアンテナと接続するのかを確認しておきましょう。
アンテナからのケーブルをブースターに書かれている適切な端子に接続します。
2.電源部を室内に設置する
ブースターの電源部はテレビの裏などに設置し、同軸ケーブルでテレビと接続します。
テレビに分配器を取り付けている場合は、同軸ケーブルで電源部と分配器を接続するようにします。
最後に、ブースターの電源部から出ているプラグをコンセントに差し込み、電源の供給をすると作業は完了です。
3.アンテナレベルでテレビ映りを確認する
これまでの作業によって、「アンテナ、ブースター(増幅部)、ブースター(電源部)、分配器、テレビ」の順に接続されているかを確認します。
接続がきちんとできているようならば、テレビでアンテナレベルを確認しながらブースターのゲイン(利得)を少しずつ調整して最適な利得にしましょう。
室内用のブースターの接続方法
室内用のブースターの場合は、増幅部と電源部が一体となっているのが特徴です。
基本的には室内にブースターを設置するだけで接続を済ますことができるので初心者の方も簡単に接続することができます。
ただし、こちらも事前にブースターと共に同軸ケーブルが必要となるので、準備しておくといいですよ。
接続方法の流れ
1.アンテナからのケーブルをブースターに接続する
2.ブースターから分配器またはテレビに接続する
3.テレビの映りを確認しながらゲイン(利得)を調整する
アンテナのブースター接続・注意点
テレビの映りが気になるからといって、ブースターを設置するだけで改善しないこともあります。
ブースターを接続したのにテレビの映りが改善されなかったり、さらに映りが悪化することもあります。
そのような時に、注意するべき点についていくつかご紹介します。
増幅させたい電波に対応したブースター
ブースターは対応する電波によって選ぶ機種が異なります。
地デジに対応しているものや、BS/CS、CATV(ケーブルテレビ)に対応しているもの、他にもこれらの複数の電波に対応しているものがあります。
事前にブースターが増幅させたい電波に対応しているかどうかを確認しておくようにしましょう。
また、複数の電波に対応しているブースターの場合は、接続する端子の場所によって対応する電波が異なる為、接続端子の位置が間違っていないかどうかを確認しておくのも重要です。
ブースターの設置場所
ブースターを設置する場所として最も効果的なのがアンテナの真下と言われています。
アンテナからブースターが離れすぎていると、うまく電波が増幅しないこともあります。
また、ブースターの近くに分配器があると電波が干渉してしまい、ノイズが発生することがあるので注意しましょう。
電波が強すぎる
ブースターを接続して電波が強くなればなるほどテレビの映りが改善されると思っていませんか。
実はテレビの電波が強すぎる場合も、映りが悪くなってしまう原因となってしまいます。
ブースターを接続した後に、ゲイン(利得)が適切な数値となっているかどうかを確認しましょう。
アンテナ自体に問題がある
ブースターを適切に取り付けたにも拘らず、テレビが全く映らないなどの状態が続く場合は、アンテナ自体に問題がある可能性があります。
アンテナの設置場所や向きが悪いケースならば、アンテナが受信する電波の状態そのものが悪いので、ブースターでは改善することができません。
そのような場合は、アンテナの設置をやり直すことを検討するのがおすすめです。
また、以前は普通にテレビが見れていたのに映りが悪くなってきたという場合は、アンテナの寿命を迎えたということもあります。
アンテナの寿命は設置してから10年から15年ほどと言われています。
自宅のアンテナを設置してから10年以上経っている場合は、新しいアンテナに取り換える必要があります。
このようにアンテナ自体に問題がある場合は、素人ではなかなか取り換えることが困難であるため、専門の業者に頼むのがおすすめです。
いつブースターをアンテナに接続するのか?
ブースターを接続する時はどんな時に接続するのがいいのでしょうか。
また、どのくらい電波を改善させたいか、どの電波を改善させたいか、によって選ぶブースターも変わってきます。
ここでは、ブースターの役割と接続が必要な場面について、選ぶべきブースターの種類について解説します。
ブースターにはどんな役割があるの?
ブースターとは電波を増強させることができる機器のことです。
アンテナの受信感度が悪い時に、取り付けると受信感度を改善させる役割があります。
つまり、電波が弱くてテレビの映りが悪いときにブースターを使用することで、テレビの映りを良くすることができます。
ブースターを接続すべき状態とは?
ブースターはテレビの電波の受信感度が弱いときに接続するのが効果的です。
また、複数のテレビに電波を分配する分配器を使用している場合も、テレビの映りが悪くなりやすいです。
分配器は1つ1つのテレビに対する電波が弱くなりやすいので、ブースターを接続することで改善されます。
どんなブースターを選ぶといいの?
ブースターには屋外用と室内用の2種類があります。
屋外用のブースターは電波の増幅効果が高く、電波が届きにくい状況下での使用に向いています。
近くに高いビルなどがあったり、電波塔から家が離れている場合に選ぶのがいいでしょう。
電波の増幅効果が高い分、室内用よりもやや値段が高いのと、接続方法がやや複雑になります。
室内用のブースターは電波の増幅効果は屋外用より劣る反面、接続方法が簡単で手軽に取り付けることができるのがメリットになります。
分配器によって電波が弱くなってしまった時や、テレビの映りがもう少しだけ改善すればいいといった状況なら室内用のブースターを選ぶのがおすすめです。
屋外用や室内用のブースターといった種類の中から、さらに受信環境を改善したい電波に対応している機種を選んで購入する必要があります。
地デジ、BS/CS、CATV(ケーブルテレビ)のそれぞれ1つの電波に対応しているものや、複数の電波に対応しているものなどがあります。
テレビ映りはブースター接続がおすすめ
今回はテレビの映りが悪いときに取り付けるブースターの接続方法について解説しました。
ブースターとは電波を増幅させることができる機器のことで、テレビの電波が弱いときに使用することで電波環境を改善させることができます。
ブースターの接続方法は「アンテナ→ブースター→テレビもしくは分配器」といった順番で取り付けるのがポイントです。
分配器による若干の電波改善を望むなら設置が簡単な室内用のブースターで十分です。
より電波の増幅効果を求めるなら屋外用のブースターを設置するのがおすすめです。
屋外用のブースターはアンテナの支柱に増幅部を取り付ける作業を伴いますので、作業に慣れていない方は専門の業者に頼む方が安心して取り付けることが出来ますよ。
また、テレビが映らない原因によってはブースターでは改善できないこともあります。
ご自身での判断が難しい場合は、アンテナのトラブルに詳しい専門の業者の方に相談してみるようにしてみましょう。
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