10月 8, 2021

テレビアンテナ設置!種類・設置場所・ケーブルもくわしく解説!

アンテナ工事 公式ブログ

テレビを見るのに必要不可欠なアンテナ。 新居に移る際や、BS/CSなどの放送を視聴したい場合には、アンテナの設置工事が必要になります。

しかし、業者に依頼するには費用がかかるため、自分で設置したいと考える方も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、アンテナを設置する方法から、設置場所と必要な器具一式までをくわしく解説していきます。

アンテナ設置の方法・ながれ

ここでは、アンテナ業者が実際に行っているアンテナ設置の方法と一連の流れを解説します。 ケーブルの引き込みや電波を拾うための角度調整は重要な作業になりますので、ぜひ参考にしてください。

アンテナ設置の方法・ながれ

固定器具の設置

アンテナの設置には固定器具が必要ですが、設置場所に応じて種類は異なります。 ・屋根に設置する場合 → 屋根馬を設置 ・外壁に設置する場合 → 壁面器具(サイドベース)を設置 ・ベランダに設置する場合(BS/CSアンテナ) → 手すりに挟み込む土台を設置

屋根馬を設置する場合は屋根に上る必要があるので作業に慣れていない方は危険です。 そのため、地デジアンテナを自分で設置する場合は外壁に設置するのがおすすめ。 アンカーボルトを打ち、ビス止めするだけなので比較的簡単に施工が可能です。

アンテナ本体の設置・角度調整

固定器具の設置が完了したら、アンテナ本体をアンテナマストにさします。 地デジアンテナの場合はこの段階で角度調整を行います。 2人で作業するか、レベルチェッカーを利用するなどして向きを調整しましょう。

調整が完了したら支線でしっかり固定します。 BS/CSアンテナの場合は、後でアンテナの角度調整をする必要があるため、現段階ではアンテナ本体の仮設置としましょう。

アンテナ本体の設置・角度調整

ケーブルの引き込み

アンテナ本体の設置が完了したら、アンテナケーブルを引き込み口へつなぎます。 ・地デジアンテナの場合 受信レベルが足りていなければブースターの設置が必要になります。 ブースターはアンテナ直下に取り付けますが、アンテナとは1m以上離すように注意してください。 ブースターの設置後は室内へケーブルを引き込み、分配器につなげばアンテナの設置完了です。

・BS/CSアンテナの場合 ケーブルをテレビに直接つなぐだけでOKですが、複数の部屋で視聴したい場合は分配器や混合気が必要になります。 予め配線の取り回しを想定しておきましょう。

最終角度調整(BS/CSアンテナ)

BS/CSアンテナは基本的に東西に向けてアンテナを設置しますが、少しでも角度がズレると映らないため、細かい調整が必要になります。 最近ではレベルインジケーター付きのアンテナキットも発売されているので購入の際は要チェックです。

レベルインジケーターで角度が取れたら、アンテナが落ちないようネジでしっかりと止めます。 この際に角度がずれないよう注意してください。

アンテナを設置する際の注意点

アンテナを設置する際の注意点

アンテナの設置手順を解説しましたが、実際に行うには注意が必要です。 ここからは、アンテナを自分で設置する際のリスクと業者に依頼するメリットについて解説します。

自分で設置するのはリスクが高い

アンテナを自分で設置すると費用が抑えられますが、ある程度の知識が必要で、機器を揃えるための手間や時間もかかります。 また、設置場所によっては危険な作業を強いられるのでリスクも高いです。

コストを抑えるといっても業者に頼めば地デジ・BS/CSセット工事でも2万円程度しか変わらないため、メリットも少なめ。 そのため、リスクを承知で挑戦してみたいという方以外は自分での設置はおすすめできません。

業者に依頼するメリット

ここまで読んで、不安になった方は業者に依頼することをおすすめします。 アンテナ設置工事のプロであれば、費用工具や機器を揃える手間を省けるほか、難易度の高いアンテナの角度調整といった作業もスムーズに進みます。

また、ケーブル取り回し作業の一部には資格が必要な場面もあります。 自分で設置する際は、専門知識が必要な場面にも遭遇する可能性もあるので、アンテナを正しく設置したいのであれば、プロのアンテナ業者に任せましょう。

アンテナの種類を選ぶ

アンテナの種類を選ぶ

アンテナには、地デジアンテナやBS/CSアンテナのほかに4K/8K対応アンテナがあります。 それぞれ特徴は異なるので、理解を深める際の参考にしてください。

地デジアンテナ

地デジアンテナは、地上デジタル放送を視聴する際に必要なアンテナです。 また、受信した電波は携帯電話や無線LAN用にも使用されます。 地デジアンテナは主に3つのタイプに分けられます。

八木式アンテナ

八木式アンテナは屋根の上に設置するタイプで、電波の受信感度が最も強いため、綺麗な映像を安定して視聴できます。 ただし、アンテナのサイズが大きいため屋上の設置が望ましいです。

デザインアンテナ

デザインアンテナ(平面式アンテナ)は外壁に設置するタイプのアンテナで、平らでスッキリしたデザインが特徴。 受信強度は高いほうですが、電波塔の方角に設置する必要があるので、あらかじめ設置場所を確認しておく必要があります。

室内式アンテナ

室内式アンテナは家の中に置けるコンパクトサイズの地デジアンテナ。 場所を取らないメリットがありますが、受信強度は低めなので、電波の弱い地域にお住いの場合は安定して視聴できない場合があります。

BS/CSアンテナ

BS/CSアンテナ

BS放送やCS放送を視聴する際に必要になるのがアBS/CSアンテナです。 円盤状のパラボナアンテナ型が一般的で、ベランダに設置することが多いです。

電波受信の角度調整にはコツがいりますが、人工衛星からの電波を受信するため、地上の遮断物からの影響は受けにくいというメリットがあります。 大きな建物など障害物がある場合は、屋根に設置するのがおすすめです。

4K/8K対応アンテナ

4K/8K放送とは、フルハイビジョンよりも解像度が高く、綺麗でリアルな映像を楽しめるチャンネルです。 番組を視聴するにはBS/CSアンテナのなかでも4K/8Kに対応したアンテナを選ぶ必要があります。

見た目や設置方法はBS/CSアンテナと変わらないため、自分で設置する際のリスクは少なめです。 目的に応じて4K/8K対応が適切かチェックしましょう。

アンテナを設置できる場所を確認

アンテナを設置できる場所を確認

アンテナは設置場所によって電波の受信強度や施工のしやすさが異なります。 ここからは、アンテナを設置できる場所とそれぞれの特徴について解説します。

屋根に設置

最も効率よく電波を拾えるのが屋根の設置です。 アンテナの大きさを考慮する必要がないため、八木式アンテナの設置に最適といえます。

また、遮断物が少なく角度調整が容易なため、BS/CSアンテナを設置するケースも多いです。 デメリットとしては、設置工事が高所作業になるためリスクが高い点です。 そのため、自分で設置するよりも業者に依頼するのがおすすめです。

ベランダに設置

集合住宅にお住いの方など屋根の設置が難しい方はベランダへの設置がおすすめ。 自分での設置作業がしやすく、固定器具も充実しているためBS/CSアンテナを後から設置する場所として人気です。

ただし、複数の部屋でBS/CS放送を見たい場合は配線の取り回し上、不向きな点には注意です。 また、屋上に比べると電波の受信が困難になるケースもあるので、あらかじめ住宅周辺の遮蔽物や方角などもチェックしましょう。

ベランダ

壁面に設置

壁面へのアンテナ設置は、平面式アンテナ(デザインアンテナ)が最も多く使われます。 施工が容易なので自分でも設置しやすく、外観もスッキリできるというメリットがあります。

また、壁面では八木式アンテナを設置するケースもあります。 専用の取付金具を使用する必要があるため平面式アンテナより設置工事が難しくなりますが、電波を受信しやすいです。 壁面にアンテナ設置する際は、平面式、八木式どちらが最適か状況に応じて事前に確認しましょう。

室内に設置

アンテナを室内に設置すると家の外観をスッキリできるだけでなく、室内用のアンテナは安価で設置しやすいものが多いので、自分で設置するのに最適です。

最大のネックは受信強度が小さいため、安定して電波を受信するには不向きな点です。 そのため、室内に設置する場合は電波をしっかり受信できるか事前に確認しておく必要があります。 また、BS/CSアンテナは室内設置不可なので注意しましょう。

アンテナ設置に使うもの

アンテナ設置に使うもの

アンテナを設置するのに必要なのはアンテナ本体だけではありません。 ここからは、周辺機器の特徴と役割について解説します。 それぞれの役割を理解して正しく接続しましょう。

アンテナケーブル

アンテナで受信した電波をテレビに送るにはアンテナケーブルが必要です。 「同軸ケーブル」とも呼ばれ、高品質な電波を安定して送信できます。 アンテナからコンセントにつなぐタイプと、コンセントからテレビにつなぐタイプの2種類に分かれます。

分配器

分配器は、アンテナケーブルに送られる電波を均等に分配する装置で、複数のテレビにつなぐ場合に使用されます。 分配することで電波信号が弱くなり、分配量が多すぎると映りが悪くなる可能性があるので使用には注意です。

周辺機器の設置

ブースター

ブースターはアンテナで受信した電波を増幅する効果があるため、アンテナの受信電波が弱いと感じた場合に使われます。 信号品質を上げることはできないので、アンテナ直下に設置するのが効果的。 電波調査は業者に依頼して適切に対処しましょう。

必要に応じて追加機器をチェック

上記の3点以外にも、混合器や分波器など目的に応じて必要な周辺機器があるため、業者や家電量販店と相談して追加機器のリストアップをしておきましょう。

アンテナ設置の方法にひつようなことまとめ

アンテナ設置の方法にひつようなことまとめ

アンテナの設置方法を、プロの業者が実際に行っている手順に沿って解説しました。 前述にも述べた通りアンテナを自分で設置するのはリスクが高いため、業者に依頼するのがおすすめです。

アンテナの設置場所や種類によって施工方法は異なるので、業者に頼む場合でも急なトラブルを事前に対処できるよう予備知識としてぜひ参考にしてください。

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